犯罪検挙率は警察の捜査方針次第で上下する

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100525-00000000-rnijugo-soci

同時期に警察は「桶川ストーカー殺人事件」などにおける捜査の不備が露見して方々から批判を浴び、その反省から以前よりも被害届の受け入れを拡充しました。しかし、たくさん受理したはいいけれど、捜査する側の人数には限りがありますから、処理能力が追いつかなかったわけです。

警察が、被害届を出そうとしても渋ってなかなか受理しようとしない(犯人が検挙しにくいものであればあるほど)のは、検挙率が下がるのを嫌がるから、というのはこの世界の常識ですが、そういった作為により上がったり下がったりするのが検挙率ということでもあります。数字として参考にしても、その上下の背後にはそういったカラクリがあることを念頭に置きつつ見るべきでしょう。
警察庁が、理念、理想をいくら掲げても、現場の警察官は、面倒なことはしたくない、警察へ被害相談等でやってくる国民は余計な仕事を増やすゴミ同然の輩と思っているものなので(例外はありますが)、犯罪の被害にあって警察へ行くと、被疑者同然の扱いを受けるということを覚悟しなければならないでしょう。
警察庁長官が銃撃されても解明できずに時効にかけてしまう警察に、多くを期待できるはずがありません。