<うつ病>すでに「国民病」 対策は国レベルで 4学会が共同宣言

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100523-00000009-maiall-soci

共同宣言は、うつ病を含む精神疾患で働き盛りの貴重な人材を失う結果になっていることを重視。うつ病をがん、心臓病と並ぶ「3大疾患」と位置づけ、「国民病」として啓発活動に力を入れるよう求めた。
そのうえで、専門的治療と臨床研究を進める「うつ病センター」の設置や、診療報酬体系の見直しによる人的資源の充実などを図るよう提言。産業精神衛生の専門家の育成や、若年層からの対策として児童精神科医の養成にも力を入れることも盛り込んだ。数万人規模を対象とした大規模なプロジェクト研究などを「10カ年計画」として国家レベルで取り組む必要性を強調した。

いろいろな企業において、精神的な疾患が原因で休職している人が多いことを知って驚いたことがありましたが、確かに、国民病と言っても過言ではないレベルにまで来ているという印象は受けますね。
以前よりは改善されてきたとはいえ、うつ病に苦しむ人を怠け者視したり、ますます追い込むようなことをやってしまう人も多く、啓発活動も着実に行う必要があるように思います。
自殺者が、毎年、3万人を超えるという状況の下、積極的な対策を、必要な予算もつけて実施することが急務でしょう。