足利事件:報告書 虚偽自白の危険性 識者の話

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100402ddm041040017000c.html

◇再発防止に意義−−元東京地検検事の落合洋司弁護士の話
DNA鑑定の理解不足と過信が虚偽自白に疑問を持つことを妨げ、自白と矛盾する目撃証言を軽視した。この負の連鎖が冤罪(えんざい)を生み出した事件の特徴について踏み込んで検証している。各地の地検ごとに運用が異なっていた警察との連携を強化するために全庁に専属の担当検事を置くことや、捜査の失敗例である無罪事件の研修を強化することは、再発防止策として意義のあることで評価できる。

下の下にあるエントリーに関連するコメントですが、今後の運用が重要である、ということは、そのエントリーで指摘した通りです。
無罪事件の検討ということは、適正な捜査を行う上で非常に重要なことで、検察庁だけでなく警察における今後の各種研修でも、何をどのように怠り、誤って不本意な結果になったか、ということはいろいろな形で取り上げられる必要があるでしょう。