iPhoneソフト、大量削除の波紋

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アップルにしろ、ミクシィにしろ自社の情報プラットフォームの基準なのだから、自社がルールを自由に決められるとの思想があるのかもしれない。
ただ重要なのは、そのネットワークは、そこに多くのアプリを提供する取引先と利用者に支えられているということ。そこには当然、公共性が伴う。

様々な配信業者とアプリ開発者が増えて、情報プラットフォーム間の競争が一層激化すれば、企業もまたインフラを選べるようになる。その時には公共性を意識した透明性のある運用を心がけたプラットフォーム運営者にこそ、軍配が上がるはずだ。

私企業がやることですから、こういった問題について安易に公共性という切り口で見るべきではないと思いますが、一旦、「舞台」を提供し、その舞台の上で人や組織が動き始めれば、様々なものがそこに積み重なってきますから、いきなり条件を変更したり提供をやめてしまったりすれば多大な影響も出ることになり、そこには、そういった事情をわきまえた慎重さは必要になるでしょうね。
行き過ぎれば、既に過去に問題になっているように、優越的地位を濫用したなどとして、独禁法等に照らし違法という評価を受けることにもなりかねず(一種の「マイクロソフト化」とも言えるでしょう)、コンプライアンス上の問題も生じかねません。
今後も、こういった問題には、利用者として、また、その中でサービスを提供する立場から、厳しい目を向けて行く必要があるでしょう。