http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010021801000262.html
警察庁によると、これまでは警察署を訪れた相談者が話しているうちに納得して相談自体を取り下げたり、警察の所管外であるとして対応しなかった場合は、最初に受け付けた署員らだけで処理し、文書記録を残さないことがあった。
警察庁の新方針では、交番や夜間の当直も含め相談すべてを文書に記録した上、専従担当者に連絡して集約・管理する。
記事では「納得して」とありますが、日本の警察の得意技は、被害相談等で訪れた人に、何だかんだと難癖をつけ嫌々、渋々、そのまま持ち帰らせること(こういうものは、常識的に「納得」」とは言わないと思いますが、警察側では「納得」の中に入れられてしまいます)、あるいは、表面上は親切に話を聞いた振りをしておいて、その後は徹底的に放置して時間の経過の中であきらめさせることで、両者をうまく使い分けながら面倒な仕事はできるだけしない、昇進にプラスになるような、点数稼ぎになるようなことは一生懸命(一生懸命に見えるように)やる、というのが日本の警察官の基本中の基本と言っても過言ではないでしょう。桶川ストーカー殺害事件のような警察官の怠慢事例は、こういった事情の中で起きてきているものです。
警察庁が一生懸命に旗を振ったところで、こういった悪弊は現場の警察官の身体の隅々まで染み込んでいますから、一朝一夕に改めるのは無理でしょう。
文書を作成して管理、と言っても、文書を適当に書いたり、でっち上げたりするのも警察の得意技の1つである以上(桶川ストーカー殺害事件のように)、どこまで実効性があるのか、はなはだ疑問です。
警察へ被害相談等で行こうとする人は、こういった悪弊の巣窟へ行く、という意識を予め持っておくべきではないかと思います。