新型「プリウス」国内全車リコールへ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100206-00001117-yom-bus_all

プリウスは、「ブレーキが利きにくい」といった苦情が日米で100件以上寄せられていることが3日わかった。販売済み車両への対策を発表する前に1月末から工場で生産する車両に改善策を講じていたこともわかると、内外で不信感が強まり、5日に豊田章男社長が緊急記者会見で早期に具体策を決める考えを示していた。

対策は早急に講じられるべきですが、一連の経緯の中で、トヨタは安全、顧客よりも体面、利益を優先する企業であるという不信感が広がったことが、今後に大きく影響する可能性が高いように思います。既に新型プリウスを購入したり、購入しようとしていた人々にとっては、対策発表前に、出荷する車両に改善策が講じられていたことを背信的と感じる人も多いでしょう。
多くの失敗例で、「事後」の対応の失敗が傷口を大きく広げ致命傷になっていますが、プリウスに関するこのケースは、過去の多くの失敗例に新たな事例を付け加えた、という印象を受けるものがあります。