http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100206-00000512-sanspo-spo
最後に「少し静かな場所で1人で考えたい」というハワイへと旅立った朝青龍の言葉を読者に伝え、「時期が来て皆さんの前に出て来るまで横綱を静かに見守ってあげて下さい」と結んでいる。
私自身は、朝青龍のキャラクターが好きではなかったものの、格闘家としての実力には抜群のものがあると思っていました。実力と素行があまりにも反比例状態で、結局、素行の問題が命取りになりましたね。
本人の問題であることは当然のこととして、相撲協会や所属する高砂部屋、周囲の関係者が、問題を繰り返して起こしてきたにもかかわらず、生ぬるい対応に終始してきたことも、本人の甘えを助長し、改めることができないままでこのような事態に立ち至った原因の1つになっているのではないかという印象を受けています。
かつて、タイガーマスクは、力が正義ではない、正義が力なのだ、と言ったとされていますが、相撲が今後も多くの国民から支持される国技であろうとするのであれば、力があれば良いということではなく、正しくあることの大切さを、各力士にきちんと理解し徹底させる努力を怠るべきではない、それが、この騒動から導き出される教訓でないかという気がします。