<相撲協会理事選>貴乃花理事が誕生 「改革」主張し風穴

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100201-00000078-mai-spo

37歳5カ月の貴乃花親方は、現行制度になった68年以降、歴代5番目の年少理事となった。「改革」を主張した貴乃花理事の誕生は、これまで年功序列や一門ごとの調整を重視してきた相撲協会に風穴を開けたことになる。

先日、貴乃花部屋の千秋楽打ち上げパーティーにお招きを受け参加した際、貴乃花親方が参加者の前で決意表明をしていて、相撲というものについて、危機感を持ち真摯に考えているということが、改めてよくわかりました。
年配の人には熱心な相撲ファンが多く、関心にも高いものがありますが、年齢が下がるにつれて相撲への関心は薄れてしまっているというのが実状でしょう。国技である、今まで人気があった、といったことにあぐらをかいているようでは、人気が徐々に衰え人々の関心も薄れてしまう可能性が高く、旧来の良い点は残し、悪弊は改めて、国民の多くが親しめる国技として、確固たる地位を再び築き上げる必要があるでしょう。
事前の予想では、票が集まらず落選するのではないかと思われていた貴乃花親方の当選は、日本相撲協会内部においても、危機感を共有している人々がいることの現れであり、良い傾向ではないかと思うとともに、今後の改革へ向け流れが大きく変わることを期待したいと思います。