石川議員の弁護士、取り調べの可視化申し入れ

http://www.asahi.com/national/update/0117/TKY201001170176.html

取り調べは1日4時間以内▽少なくとも週2日休む▽黙秘権の尊重▽調書作成に際して弁護人と事前相談する機会を与える――なども求めた。

この種の事件では、いわゆる「ヤメ検」の弁護士が弁護人につくことが多く、その種の人たちは、こういった申し入れはしないものです。特捜部としては、かなりやりにくい弁護人がついたと感じている可能性が高いでしょう。
特捜部の取調べの本質は、被疑者を精神的にいかに追い詰め自白へと追い込んで行くかということで、そのためには、あらゆる手段(恫喝、脅迫、人格攻撃、利益誘導、家族等の被疑者が大切にしているものを持ち出し動揺させる、弁護人との信頼関係を破壊する等々)を使い、被疑者を休ませず、長時間取調べ、黙秘権は無視、結果(描いたストーリーに沿った自白)がすべて、後日、それが問題になれば徹底的に隠ぺいしてくる、そういうものです。可視化できるようなものではないだけに、こういった申し入れ(応じてくる余地は皆無ですが)には重い意味があると言えるかもしれません。