一門離脱の貴乃花親方「大相撲を若い世代に」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100108-00001319-yom-spo

日本相撲協会の役員改選を巡り、所属する二所ノ関一門を離脱して立候補を表明した元横綱貴乃花親方(37)は8日、「若い世代に大相撲をもっと認知してもらいたい。自分ならできると思う。迷惑をかけるので一門からは出て行きます」と、決別宣言の理由を語った。

私は、貴乃花親方と何度か話をしたことがあり、一緒にお酒を飲んだり食事をしたりしたこともありますが、非常に真面目かつ謙虚で、大相撲の将来ということを、あれほど真剣に考えている人はなかなかいないのではないか、と、人物についてはとかく点の辛い私としても高く評価している人物の1人です。
かつての大相撲人気も次第に影をひそめ、若い世代で大相撲ファン、という人はなかなかいないのが現状であり、国技だから、今まで人気があったのだから、といったことにあぐらをかいているようでは、このまま次第に世の中から忘れられて行きかねないでしょう。そこに、貴乃花親方の危機感というものがあるはずで、それだけに、一門離脱云々というだけで済む問題ではなく、大相撲というものが重大な岐路に立っている、その現われと見て行く必要性が高いでしょう。