【集う】江畑謙介さんの思い出を語る会(12月9日、東京・グランドヒル市ケ谷)

http://sankei.jp.msn.com/obituary/100105/obt1001050749001-n1.htm

昨年10月に60歳で他界した江畑謙介さんの思い出を語る会には、政官界や学界から約400人が集まった。日本の安全保障戦略を描くうえで、今後いっそう存在感を高めたであろう軍事評論家の訃報(ふほう)に、会場は喪失感に包まれた。

私自身は、以前に本ブログでも触れたように、湾岸戦争の頃から江畑氏には注目するようになり、著書も、なかなか全部は読めてはいませんが十数冊くらいは持っているのではないかと思います。軍備なき平和国家として、戦後、出発した日本が、世界有数の軍事力を持ちつつ、いかに世界の軍事情勢の中で立って行くべきかということを考える上で、余人をもって代えがたい役割を果たしていたのが江畑氏ではなかったかと思います。それだけに、非常に残念な思いが今でもしていますし、今後も、書棚に並んだ江畑氏の著作を見るたびに、そういった思いを繰り返し感じることでしょう。
人の生命は有限ですが、志は引き継がれる限り無限であり、後に続く有為な人々が出てくることを願いたいと思うばかりです。