裁判員裁判、弁護士同士がホントに殴り合い再現

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091202-00001067-yom-soci

弁護士2人は、被告人質問の中で、付被告に確認しながら、包丁を持つ前に口論から殴り合いになった場面を再現。被害者役の高田直之弁護士が、被告役の室井淳男弁護士のあごや頭をこぶしで数回殴り、室井弁護士が高田弁護士の腹を殴り返した。法廷には殴打の音が響き、裁判員も驚きの表情を浮かべた。

痛そうな話ですが、証拠調べの一環として「検証」を行ったとは考えにくいので、証拠として考慮されない(考慮すべきでない)、単なる弁護士の殴り合いが法廷内で行われた、という位置づけになる可能性が高いでしょうね。その後の評議で、裁判官から裁判員に、「あの殴り合いは証拠にならないので無視してください。」と注意されている可能性もあると思います。被告人質問で証拠になるのは、あくまで被告人の供述で、被告人の動作が言葉を補うことはあっても、弁護人の動作、殴り合いは、「被告人質問」としては証拠にならないことに留意すべきでしょう。