内外タイムス 自己破産を申請し破綻 「リアスポ」発行

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091130-00000569-san-bus_all

同社は昭和47年から、夕刊紙「内外タイムス」の発行を手がけていた。内外タイムス紙は今年6月、前経営母体からあわせた創刊60周年を記念して媒体名を「リアルスポーツ」に変更したばかりだった。

私自身は、夕刊紙を買って読むという習慣は元々ありませんが、推測するに、かつて会社等からの帰途に夕刊紙を買って愛読していたような人々が、携帯電話等が提供する情報で事足りると考えるようになり、かつてより部数が激減しているのではないかと思われ、こういった破綻はその流れの中で必然的に起きているのでしょう。
「紙」媒体の今後ということを真剣に考えないと、全国紙でも、例えば、

毎日新聞共同通信加盟 包括提携で「新聞力向上」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/26/news074.html

あたりは、新聞力が「向上」する前に「自滅」しかねず(だからこそ焦りを感じて上記の記事にあるような動きになっているものと思われますが)、その他の紙媒体を含め、諸外国での同様の流れを見ても、事態はかなり深刻ではないかと思います。
私自身、ネットのほうに大きく依存しつつも、紙にも親近感を感じる古い体質も併せ持つ、その意味で矛盾した人間なので、複雑な気持ちがしています。