「お塩事件を風化させるな!!」age続けられるニューストピはネットユーザーの正義感?

http://www.cyzo.com/2009/10/post_2937.html

コメント総数は10月9日現在で41,040件。他の記事、例えば「酒井法子が行方不明 親族が捜索願を提出」が1,917件、「滝クリをガイジンと差別発言」が2,050件(ともに9日現在)と比較すれば、異様なまでのコメント数の多さは明らかだが、それ以上に注目すべきは「2カ月経過した今でも絶えることなく書き込みが続いているという期間の長さ」というのは大手タブロイド紙の記者。「飽きっぽいネットユーザが『事件を風化させるな』とばかりに記事をアゲ続けている。のりピーネタと比較して圧倒的に露出が少ない押尾事件にイラつく感情の発露でしょう」(同)と分析。実際、後半の書き込みには「この事件を風化させてはならない」「悪い奴らは眠らせないという投稿者たちの気概」「この板がある限りPJ忘れねえぞ!」という明確な"それ目的"のコメントが目立つ。

同時期に問題となった、ともに芸能人による事件でしたが、一方はよくある(という表現はあまり良いものではありませんが)覚せい剤所持、使用事件であるのに対し、もう一方は、麻薬及び向精神薬取締法違反(麻向法)のほうはありふれたものとはいえ、余罪(?)のほうでは人の死亡という重大な事態が生じていて、その割には、後者に関する報道が少ないということに不満を感じる人が少なくないのではないかと推測されます。
日本では、捜査は秘密裏に行われるものという建前の下、捜査機関に都合の良い情報はリークされたりして垂れ流されますが、捜査の現状や今後の見通しなどを、きちんと国民に伝えることは行われておらず、今後は、出すべき情報はきちんと出すという広報の在り方も検討されるべきではないかという気がします。記者クラブ制度が徐々に崩壊すれば、記者クラブという閉じたサークルのようなものを便利に使って情報を捜査機関に都合良く小出しにして行くという手法も徐々に変容せざるを得ないでしょう。