性犯罪初の裁判員裁判懲役15年 検察側求刑通り、青森地裁

http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009090401000589.html

裁判員裁判で初めて審理された性犯罪に厳しい市民感覚が示された。

判決理由で小川裁判長は「女性の人格を無視し、生涯癒やされないであろう心の傷を負わせた」と指摘。公判で被害女性は別室からの「ビデオリンク方式」で厳しい処罰感情を訴えており、判決は「重く受け止めなければならない」と述べた。
被告は起訴内容を認めていた。

裁判員裁判の展開が、裁判員をしてこういう犯罪こそ厳罰にすべきであると考えるようなツボにはまる状況になると、こういった形で思い切りがつんときてしまう、ということでしょうね。被告人、弁護人としては、こうならないように、慎重の上にも慎重に裁判員裁判に臨む必要がある、ということでしょう。
なお、この公判で弁護人になっていた竹本真紀弁護士は、元検事で、最後は東京地検公判部で勤務されていましたが、退官直前に、私が受任していたある事件で、公判に立会していて、退官して青森で弁護士登録する、ということで、頑張って下さいと激励したことが思い出されます。ニュースで写真も出ていて、元気で頑張っていることがわかりました。