10代のネット利用を追う mixi、18歳未満への公開意図と今後、笠原健治社長に聞く

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/teens/20090827_310980.html

mixiでは、18歳未満の利用を禁止していたころから、年齢を偽って利用している18歳未満のユーザーがおり、見つけたら年齢を確認し、退会処分にしていたという背景がある。しかし、それではいたちごっこであり、18歳未満ということがわからないよう利用しているケースもあった。そこで、「18歳未満全部を利用禁止にし、それでも入ってきた人を退会させるよりも、登録いただきつつ、友達とのコミュニケーションを中心に利用してもらいたいと思い、機能を絞って公開した」というのが制限を引き下げた1つの理由だ。

18歳未満の利用者を取り込む魅力は様々あって、ビジネスをより大きく展開しようとすれば、そこへ踏み込んで行きたくなるものですが、踏み込むことによる様々なリスク、受ける法規制等を考えると、特にミクシィのように、18歳以上を対象にすることで既に十分成功をおさめていたサイトに、より大きな果実をもたらすバラ色のものであったかどうか、ということでしょうね。
また、SNSのようなサービスが「大人」向けに展開されていたところに、「子供」が混じってくると、交流の場として自然に形成されてきた秩序や雰囲気が変化し、既存の利用者にとっても新たに参入してきた利用者にとっても、かえって使い勝手が悪くなるという危険性もあるような気がします。
この記事で語られているような狙いがどこまで当たるか、あるいは当たらないかということについては、今後も注視して行く必要がありそうです。