アンジェリーナ・ジョリー、イラクを訪問

http://www.unhcr.or.jp/news/2009/090724.html

すぐ隣の9人家族の家では、アンジェリーナ・ジョリーは、生まれたばかりの赤ん坊をひざであやしながら、家族の窮状に耳を傾けた。子どもは学校に通えず、赤ん坊は暑さのため発疹に苦しんでいた。暴力が横行し、避難を余儀なくされるまで、この一家の娘は法律を勉強していたという。

「不公平に思うのは当然」アンジェリーナ・ジョリーは言い、自身が再びイラクに戻ることを誓った。「またイラクに戻り、今より安定した暮らしを送る人々を見届けたい。UNHCRとイラク政府が、再建のために土地の確保をもたらすと願っている。貧しいから助けが必要なのではない。イラクの未来を築く重要な担い手だからこそだ」アンジェリーナ・ジョリーは強調し、サルワが弁護士になれるよう祈っていると加えた。

この記事を読んで素朴に思ったのは、イラクのような国に生まれ、戦乱の中で、法律の勉強がしたくてもできなくなったような人が現実にいて、それに対し、平和な日本で、勉強したいことを勉強し、それなりに苦労したとはいえ司法試験に合格し、何とか法律で身を立てている自分は恵まれていたな、ということでした。ロースクール卒業生の8割が司法試験に合格できると思ったら3割だったとか、その種の不平不満や泣き言を言っているような人も、世界には、それどころではない人が大勢いることを、たまには考えて、謙虚に努力するようにすべきでしょう。
アンジェリーナ・ジョリーは、私の好きな女優の1人ですが、スターの地位に安住せず、危険を厭わずイラクのような場所を訪問し人々を励ますという姿勢、行動には共感を感じ、応援したいという気持ちになります。