弁護士就職難 京都も深刻 「いちげんさん」に慎重

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090728-00000028-kyt-l26

京都では、求人の予定はあっても、公募しない事務所が大半だ。京都弁護士会には昨年34人が新規登録したが、公募は5人程度にとどまった。
弁護士有志でつくる「法曹人口問題を考える会」の中隆志弁護士(京都弁護士会)は「京都の弁護士は人と人のつながりを大事にする。『これは』と思う人と出会うまで採用を見合わせている」と分析する。
京都と大阪の両方で就職活動したある修習生は「大阪はホームページで募集状況を随時更新していた。京都は、知り合った弁護士さんから紹介を受ける形が主流だった」と、土地柄の違いを意識させられた。

京都に限らず、採用に慎重な法律事務所というものは、どこでもこういったものではないかと思いますね。公募するのが慎重ではない、とは、もちろん思いませんが、書類選考や面接でわかることは限られていて、信頼できる人からの紹介等を経つつ慎重に採否を決めたい気持ちは、私にもよくわかります。
一旦、採用して事務所の戦力になれば、当初から、ある程度任される部分は出てくる上、その言動が所属事務所の評価に大きく影響することになるので、そういった事情を真面目に考えれば考えるほど、上記の記事にあるような採用方法になりやすいように思います。
司法修習生も、その修習態度等が誰かに見られていて、知らないところで、あの人物であれば大丈夫とか、逆に、あの人物では不安であるなどと、シビアに評価されている可能性があるということをに認識しておくべきでしょう。