過労死ライン超える残業 大手41社が「OK」 大阪府内

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090627-00000570-san-soci

これまでに公開された86社のうち41社(47・7%)が、時間外労働の限度を月80時間以上に設定していたことが判明。このうち100時間以上に及ぶ企業は13社(15・1%)に上り、中には月150時間を年6回まで課すことができる電機メーカーもあったという。
また、36協定では時間外労働とは別に休日出勤の取り決めもできる。労基法では4週間につき休日4日の取得が義務づけられているが、86社中17社(19・8%)は、すべて返上させて出勤を命じることが可能と定めていた。

過労死が絶えない背景には、日本における、この記事にあるような悪しき文化といったものがあると言えるでしょう。良い仕事をするためには、適度な休息による疲労回復、健康維持といったことが不可欠であるという当たり前のことが実践されるよう、人々の考え方を変えて行く必要がありますが、犠牲者が出ないように、法令や制度作りの中で、ある程度強制的に歯止めを設ける必要もあるのではないかと思います。
かつての日本における企業等は、滅私奉公に対し年功序列、終身雇用で報いていましたが、後者が崩れ去った今、前者も大きく見直す必要に迫られていると言えるでしょう。