新型インフル感染男性の新幹線帰宅 奈良県側が反発

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000538-san-soci

男性は今月11日〜16日にハワイに旅行。帰国後の17日から東京都内に滞在していた。18日夜に発熱症状が出たといい、翌19日に都内の一般医療機関で受診。精密検査の結果、同日夕に新型インフルエンザの感染が確認されたという。
男性は「自宅療養」のため19日午後7時ごろ新幹線に乗車。マスクを着用していたが、座席の周囲に人を座らせないなどの措置はとっていなかったという。男性は、都の担当者から「入院も可能だが、自宅療養もできる」と説明を受けたため、自宅療養が決まった。
一方、県が都から連絡をうけたのは、同日午後7時半ごろ。県の担当者が男性に連絡をとり、グリーン車に乗るなど、人との接触を避けるよう求めようとしたが、すでに新幹線に乗車後だったという。男性は京都駅で電車を乗り換え帰宅する予定だったが、担当者が急遽(きゅうきょ)京都駅まで県の搬送車で迎えにいき、そのまま奈良県内の病院に入院させた。

次々と感染者が出てくるようになると、徹底的な隔離といったことは困難になりますが、それにしても、延々と新幹線に乗って、京都で降りた後は在来線に乗って、東京から奈良まで帰って行くといったことは避けてほしいと率直に思いますね。強制はできないにしても、東京都として、新たな感染を防止するため入院を勧めることは必要であったように思います。
新幹線のグリーン車は、仕事がしやすいので私も時々利用しますが、特に東海道新幹線では、人はそれなりに乗っていて、グリーン車なら人が乗っていないから新型インフル感染者はグリーン車に乗れ、という発想には強い抵抗を感じます。
今後、こういったケースが増えてくる可能性は高く、機転の利かない間抜けな公務員でもきちんと対処できるようなマニュアル等を整備しておく必要性が大きいように思います。