郵便不正事件、厚労省局長を逮捕 偽証明書発行の疑い

http://www.asahi.com/national/update/0614/OSK200906140022.html

特捜部の調べによると、村木局長は障害保健福祉部の企画課長だった04年6月、部下だった上村勉容疑者(39)=別の虚偽公文書作成・同行使容疑で逮捕=に企画課長の公印のある偽の証明書を作らせた疑いが持たれている。また、凛の会元会長で白山会代表の倉沢邦夫容疑者(73)=郵便法違反容疑で再逮捕=に証明書を渡して郵便事業会社(JP日本郵便)に提出させた疑いもある。

大阪地検特捜部としては、珍しく中央省庁の局長クラスまで伸びた事件になりましたね。こういう不正行為を、何の見返りもなく行うということは考えにくいので、その先にあるものとして特捜部が目指しているのは贈収賄ではないかと推測されます。ただ、そこまで事件が伸びるかは、何とも言えません。特捜部が現役の中央省庁局長を逮捕して起訴しない、ということは考えられないので(「特捜部の逮捕は起訴を意味する」というフレーズを、最近、どこかは忘れましたが、聞いた記憶がありますが、その当否はともかく、その通りです)この局長は確実に起訴されるでしょう。
大阪地検次席検事(私が新任明け検事で徳島地検にいた時の3席検事)に、大阪出張の際にでもご挨拶にうかがいたいと思っていますが、この状況では、当面、難しそうですね。