法曹界に入った江藤新平の子孫

今日の日本経済新聞朝刊の詩歌・教養面(東京で私が読んでいるものでは24面)の、特別編集員安藤俊裕氏による「遠みち近みち」で、佐賀の7賢人について取り上げられていて、その中で、江藤新平の子孫(玄孫)について、曾孫にあたる江藤兵部氏が、今年4月に佐賀にある江藤新平銅像前で行われた銅像まつりの際に、「江藤司法卿以来、江藤家から志を継ぐものはいませんでしたが、二人の娘が弁護士になり、司法界に貢献するようになりました」と謝辞を述べたことが紹介されていました。
検索してみると、

江藤新平の遺徳しのび銅像まつり
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1234420.article.html

で、

神事に続き、大阪市立大学毛利敏彦名誉教授が特別講演し、「江藤の功績は数多くあるが一言で言えば人権の父」と紹介。佐賀の乱については、「江藤は降りかかる火の粉を払っただけ。逆賊という通説を一掃し佐賀の乱に正しく向き合う必要がある」とした。
江藤のひ孫の江藤兵部さん(69)=埼玉県春日部市在住=は「乱賊ではないことが近年、証明されつつあり、曾祖父も草葉の陰から喜んでいるでしょう」と謝辞を述べた。

と紹介されている時に述べられたようです。検索してみると、法務省に入った、とされているものもありましたが、いずれにしても法曹界に入ったということは間違いないようで、日本の近代司法制度の礎を作った江藤新平の業績を思うと、意義深いことであり、江藤新平も、裁判員制度が開始されるなど、日本の司法制度が新たな転機を迎えている今、草葉の蔭からなのかどこからなのかはよくわかりませんが、喜んでいるのではないか、という印象を受けました。