アマゾン、大画面の新電子書籍リーダー「Kindle DX」を発表

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20392687,00.htm

この中のいくつかの機能は、現行のKindle 2でも採用されているが、ファイル変換が不要となるPDFリーダーの搭載、自動回転表示のディスプレイ、3500冊分の書籍の保存容量(Kindle 2では1500冊分の書籍を保存可能)、そして、当然ながら新たな大画面などの特長は、Kindle DXに特有となる。

蔵書の増加というのは頭が痛い問題で、日本でもこれで次々と書籍がデータで読めるようになれば、私は飛びついて買うでしょう。ただ、紙の「本」として持っていたいものはあり、データで買うものと「本」で買うものを選別するようになるのではないかと思います。
こういったツールが普及すると、紙屋、印刷業者、書店などの「本」の流通への関与者は打撃を受ける可能性が高いと思いますが、出版社としては、在庫を持つ必要がなく、絶版ということもなくなり、itunesでマイナーな楽曲でも息長く売れ続けるように、長きにわたり継続的な収益確保が可能になりかなりのメリットがあるのではないかと思います。
長所、短所を整理し、短所ばかりを強調せずマイナスの影響についてはできるだけ手当をした上で、一日も早く日本でも使えるようにして、出版不況打破を目指すべきでしょう。