堀勝名に関する記事

昨日(4月25日)の朝日新聞・別刷り「be」の、磯田道史茨城大学准教授による「この人、その言葉」という連載記事の中で、江戸時代の熊本藩で藩政改革にあたった堀勝名が紹介されていました。その中で、堀勝名が、司法専門の役所を作って裁判を行わせたり、現代の刑務所に相当する制度を作って労働した対価の一部を積み立てておき出所時に更生資金として与える、といった、かなり進んだ制度を導入していたことが紹介されていて、その先進性に感心しました。
堀勝名は、「むち打ち刑導入にあたり、実際に自分の尻を打たせ、痛みの程度を確かめてから、打つ回数を定めた」ということも紹介されていて、こういった心がけは、現代においても、人を裁き、罰を加える立場にある者には求められているのではないかという印象を受けました。