消防士、実は高所への恐怖感強い 東北大教授ら調査

http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY200904180236.html

人間が抱くさまざまな恐怖は、危険を回避するために進化の過程で獲得してきた「安全弁」だ。女性がネズミや虫を怖がるのは、子どもへの危害に気をつけるという注意喚起。高所への恐怖は、狩猟の時むやみに高い木に登らないよう、男性に強く植えつけられたといわれる。
同市青葉消防署特別消防隊の佐々木勝博隊長(53)は「それなりに現場を踏んだ30歳すぎに、10メートル以上の高いところが怖くなった記憶がある」と話す。仁平教授は「恐怖に打ち勝って高所で炎と闘う消防士は、やっぱり本物のヒーローだ」。

男性よりも女性のほうに、高いところが平気という人が多いという印象を持っていましたが、上記の記事にある、「狩猟の時むやみに高い木に登らないよう、男性に強く植えつけられた」という話を聞いて、なるほどとうなずけるものがありました。
その意味で、消防士(女性もいるかもしれませんが、その多くは男性でしょう)にかかっているストレスにはかなりのものがあるということも言え、そういった側面を意識した精神面でのケアも欠かせないと言えるように思います。