舞鶴高1殺害容疑 物証なく異例の展開 裁判員制度では難しい判断

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000104-san-soci

府警は、毛髪など微物を含め約2000点を押収したが、期待したような物証は見つからなかった。
現時点で府警が得ている最も有力な証拠は、現場付近の防犯カメラに美穂さんとみられる女性と一緒に写った自転車の男の映像。府警は外部の専門機関に映像鑑定を依頼、「中容疑者と同一とみて矛盾はない」との結果を得た。別の目撃情報で状況証拠を肉付けしたうえで、「つぶしの捜査」でほかに犯行の機会があった人物もいないとして逮捕に踏み切った。
だが、この立証に専門家の見方は厳しい。

これだけでは、いかにも証拠として弱い、と私も率直に感じますね。こういった事件では、警察が検察庁と協議を重ねた上で、捜査の方向性が決まるのが通例ですが、警察としては、できる捜査をやり尽くし、あとは被疑者の身柄を引くだけ、という状況で、敢えて最後のカードを切ったということでしょう。検察庁としても、現状の証拠関係だけでは起訴は難しく、身柄を引いた後に収集された証拠も含め、起訴の可否は判断するということを言った上で、逮捕を了承した可能性が高いと思います。
警察としては、何とか「自白」を引き出したいところと思われますが、身柄を引いて自白を獲得し行き詰まった捜査を一気に打開する、という捜査手法は、近時、非常に難しくなっていて、今後の捜査にはかなりの困難さがつきまといそうな予感がします。