橋下知事と記念写真、退職者半数が辞退…有料化「情けない」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090330-OYT1T00633.htm

府はこれまで職員の福利厚生として全額を負担。昨年は約30万円を支出した。しかし、「橋下改革」の歳出削減で、今年度は予算化が見送られた。
このため、府は退職予定者687人に「写真は今年度から有料。1人当たり1100〜2500円」と案内。記念撮影の参加者を募ったところ、毎年8割が参加するにもかかわらず、希望者は4割に満たない260人にとどまった。府職員互助会が全額を肩代わりすることになり、最終的な参加者は増えたが、それでも、ほぼ半数の377人という。
撮影を辞退した男性職員は「金の問題ではない。長年の功労にもかかわらず、最後の最後で、こんな扱いとは。情けなくて参加する気にもならない」と嘆いていた。

長年、勤めあげてきたから功労がある、という発想自体が通用しないのかもしれないですね。特に、橋下知事のような人物としては、功労どころか、長年にわたり税金を貪り食い散らかしてきた人々に、今さら泥棒に追い銭でもないだろう、くらいに考えている可能性はあるように思います。
長年にわたり勤めあげ、めでたく定年、勇退というところまで到達し、多くの人々からの祝福、ねぎらいの中で去って行く、というのは、一つの理想でありうるわしいものがありますが、そういったコースから途中でドロップアウトし、「しがない弁護士」路線になってしまった私としては、上記のような出来事を、もう、そういう世の中ではないのではないか、という冷ややかな視線で見てしまう面があります。