秘書は“完落ち”せず…小沢陣営がついに反撃開始か

http://www.zakzak.co.jp/top/200903/t2009032810_all.html

この点について、検察庁が前記の報道内容に沿った事実を公表することなどあり得ないことから、誤解に基づく報道ではないかと考えております。公判に向けて予断を排除するためにも、今後は、十分な取材に基づき、客観的かつ公正な報道を行っていただきますよう申し入れます

秘書は認めていない、と弁護人が反論しているということで、どういう供述状況なのかはよくわかりませんが、検事が取調べを繰り返す中で、提供を受けた政治資金のそもそもの拠出者が西松建設であった、ということを認めさせている可能性はあるでしょう。ただ、お金というものに色はついていないので、この政治資金はこの団体から出ています、という流れになった際に、いや、この資金はその団体からのものではなく西松建設からのものである、団体はまったくのダミーである、というところまで、客観的、実態的にも、また提供を受ける側の認識としても肯定、認定するには、特に後者(認識)について、かなりハードルは高いのではないかという気がします。
そういった問題状況の中で、政治資金のそもそもの拠出者が西松建設であったということを秘書が肯定していたとしても、それは、問題となっている犯罪の「自白」とは直ちに言えないのではないかと思います。そのような問題状況が理解、整理されないまま、あたかも自白しているかのような報道が先走ってしまった、ということではないかと思いますが、果たして真相はどうなのでしょうか。