http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009032501000020.html
昨年3月の秋田地裁判決は、争点について検察側主張をほぼ認める一方で2事件とも計画性を否定、更生の可能性も挙げて死刑を回避した。
地裁判決の際に
秋田連続児童殺害 被告に無期判決 「計画性なし」死刑回避
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080320#1205977262
でもコメントしましたが、控訴審でも原判決が維持された、ということについて、やはり、上記のエントリーでコメントしたような事情が大きく影響したのではないか、と改めて感じますね。テレビの報道でも、彩香ちゃん殺害について様々な疑問点を挙げているのを見ましたが、被告人自身の特異なパーソナリティということもあって、かなり微妙な事件であり、その微妙さが、豪憲君殺害の評価にも影響する面があって、死刑にまで踏み切るには裁判所を躊躇させるものがあったのではないかという印象を強く受けます。
特異な被告人による特異な事件として、日本犯罪史に残ることは間違いないでしょう。亡くなったお子さん達のご冥福をお祈りしたいと思います。