小沢氏側団体捜査へ 西松建設献金巡り規正法違反の疑い

http://www.asahi.com/national/update/0303/TKY200903030171.html

政治資金規正法は、他人名義での献金や政党側以外への企業献金を禁止している。政治家側の政治団体関係者が、OBの団体を経由した西松建設の資金と認識していれば、政治資金収支報告書の虚偽記載などで同法違反となる可能性がある。

西松建設元幹部などによると、西松建設は社名を出さずに国会議員の政治団体献金する仕組みを作り、OBが代表の政治団体を通じて国会議員側に資金提供をしていたという。

既に3月に入っていて、特捜部の現在の陣容も今月末までで、そろそろ捜査にも区切りをつけるべき時期ですが、最大野党の党首に関わる政治資金規正法違反で幕引きとするのか、さらに事件として伸ばして行くためのステップ、あるいは立ち寄り先といった位置づけなのか、いろいろな可能性はあるでしょう。
麻生政権、与党にとっては、強力なアシストを得た面があり、そこに何らかの政治的思惑、国策捜査的な要素を感じ取る人もいそうです。
民主党が政権党になった後であれば、こういった捜査が可能かどうかかなり疑問があり、今、正にこの時期であるからこそ、これだけの手を特捜部が打ってきた、ロッキード事件(小沢氏は、田中角栄氏の公判を欠かさず傍聴していたはずです)以来の長年にわたる因縁の関係に最終決着を図りにきた、という見方もできるかもしれません。
小沢代表の公設第一秘書が逮捕されているとのことであり、その今後における供述如何によっては、小沢代表本人の逮捕といった、極めて重大な局面を迎える可能性も完全には否定できないでしょう。