西松建設「長野県知事陣営に資金」 関係者供述

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090226AT1G2504B25022009.html

同社の関係者が東京地検特捜部の調べに対し「村井仁長野県知事陣営に知事に当選する前、裏金から資金を提供した」との趣旨の話をしていることが25日、関係者の話で分かった。

昨日、

自殺の長野県総務部参事、東京地検が聴取
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090225#1235571128

とコメントした件の背景が、上記の記事にあるようなものであったということですね。
特捜部にしてみれば、死ぬのは死ぬ人間の勝手で、自殺でそれ以上の解明が進まなければ、次席検事が冥福を祈る程度で、山ほどある別の案件の解明をやれば良いと思っているのかもしれませんが、本人にしても、その家族、関係者にしても、一つしかないかけがえのない命ですから、慎重の上にも慎重に取調べを行ってもらいたい、と思うのが、多くの国民の希望でしょう。
上層部は自分がその地位にある間に目覚ましい結果を出すことで名を残し高い評価を得ようとし、供述を引き出すよう部下に無理を強い、強いられた中堅、若手検事も、高い評価を得たい一心で強圧的過ぎる取調べに狂奔し、そういった構造的な問題が自殺者、自殺未遂者が後を絶たないという現状につながっている、という側面について、より多くの人々が問題意識を持つ必要性を感じます。
マスコミは、特捜部に嫌われると情報が取れなくなるので、こういった問題に敢えて触れない面があるということも、心ある人は覚えておいたほうが良いでしょう。