思い出の中の弁護士

事務所で名刺を整理していたところ、元東京弁護士会所属で、数年前にお亡くなりになったと聞いている、矢吹輝夫弁護士の名刺が出てきました。
私は、平成9年4月から平成12年3月まで、静岡地検に勤務していましたが、死後認知事件であったと思いますが、矢吹弁護士が法廷へ来られていて、法廷終了後、裁判所から静岡地検まで、歩きながら少しお話しました。矢吹弁護士は、見るからに好々爺という感じの、人格の良さがにじみ出てくるような方で、歩きながら、息子が事務所を継いでいて忙しいので遠隔地の事件は私が出掛けて協力するようにしている、といったことを話されていて、そう語る姿がとてもうれしそうでした。その際にいただいた名刺が、今回、出てきたものでした。
事務所のサイト


http://www.yabukilaw.jp/index.html

によると、「1996(平成8)年に矢吹公敏弁護士が事務所に参加」とされていて、私が矢吹弁護士にお会いしたのは、それから間もなくのことでしたから、事務所継承の道筋がついたことなどで、うれしそうに話をされていたのかもしれない(単なる推測ですが)などと、名刺を見ながら思いました。
一期一会と言いますが、なぜか、その時のことが思い出されたので、ブログに書き留めておきました。