冷え込む温泉旅館…「おもてなしの心」も存亡の危機に 08年業績見込み、8割以上が07年割れと回答

http://www.zakzak.co.jp/top/200901/t2009010935_all.html

観光ジャーナリストの千葉千枝子さんは「昨年の観光需要の冷え込みからすれば当然の結果。今後、倒産に追い込まれる旅館が続出してもおかしくない」と話す。
「大手の有名旅館は団体客の低迷で宿泊単価が大幅ダウン。飲食やお土産などの館内消費も減少している。その一方で、大浴場の管理維持費は原油高の影響をモロにかぶった。業務の特殊性もあり、仲居さんや料理人などのスタッフは簡単に削減できない。その結果、日本旅館の伝統でもある『おもてなしの心』までもが存亡の危機に立たされています」

この不景気の中、客足はますます減りそうですね。
贅をつくした高級温泉旅館、というものは、それはそれとしてあって良いと思いますが、食事はどこか外で食べてくる、温泉に入ってのんびりしてゆっくり寝たい、お金はかけたくない、という人も多いと思われ、そういった需要に応える、思い切って経費を節減した旅館経営というものもあって良いのではないかと思います。
人件費というものはお金がかかるものですが、そこをうまく切って行く温泉旅館経営というものも、真剣に検討する必要がありそうです。