市電に引きずられ、高校生重傷 鹿児島

http://www.asahi.com/national/update/0101/TKY200901010085.html

市電の男性運転士は「踏切の直前で警笛を鳴らしブレーキを踏んだが、間に合わなかった」と話している。生徒は踏切を横断しようと飛び出した可能性があるという。

この記事を読んで思い出したのですが、昔、私が、まだ広島で生活していた中学生か高校生のときに、実家の近くの踏切(当時の国鉄)で、警報機が鳴っていて列車の通過を待っていたところ、自転車に乗った中学生か高校生が、友達と挨拶を交わし(おそらくそれに気を取られて警報機や遮断機に注意が行っていなかったのではないかと思いますが)、すーっと踏切に入って行き、そこへ特急が疾走してきて、あーっ、ぶつかったと思った瞬間、間一髪でその中学生か高校生は踏切を通り過ぎてぶつからなかった、ということがありました。おそらく、ほんの一瞬、踏切に入るのが遅ければ、もろにはねられ、私は、無残な衝突の瞬間を目の当たりにしていたことでしょう。私がいた位置から、特急と自転車が交錯する瞬間がよく見えて、今でもその光景がまざまざと思い出されます。
特急は、その直後、踏切のすぐ近くの駅(特急は通過する駅)に臨時停車していて、踏切周辺では、私を含め、現場を目撃した人が何名かいて、信じられないものを見てしまった、という感じで呆然としていたのが思い出されます。こういう運の良い人(そのまま走り去ってしまいましたが)、というのが世の中にはいるものです。その人は、今でも、その時のことを思い出して冷や汗をかいているのではないかと思います。