大戦中に英兵救助 旧海軍艦長を顕彰

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000076-san-soci

救助の経緯については、この記事で紹介されていますね。

歴史に埋もれた旧日本軍の英兵救助劇を顕彰へ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/200606/

救助劇を題材に『敵兵を救助せよ』を出版した元海上自衛隊士官の作家、恵隆之介氏は、「工藤艦長が海軍兵学校で薫陶を受けたのは鈴木貫太郎校長(海軍大将)だった」と指摘する。
大戦末期に首相を務めた鈴木は45年4月、フランクリン・ルーズベルト米大統領の死去を知り、『深い哀悼の意を米国民に送る』との談話を発表、米国に亡命中のドイツ人作家、トーマス・マンが「東洋の騎士道を見よ」と称賛している。

「聖断」により、辛くも日本を終戦へと導いた終戦時の首相が鈴木貫太郎ですね。昭和天皇の信頼が厚く、終戦時の阿南陸将とは、鈴木首相が侍従長の際に阿南陸将が侍従武官という関係にあって、それによる相互の信頼関係が、陸軍の暴発、クーデターを抑えぎりぎりのところで終戦へ持ち込むことへとつながったと言っても過言ではないでしょう。阿南陸将については、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080411#1207901352

などで触れたことがあります。
優れた人物がいろいろな人々に良い影響を与える、ということを、上記の記事を読んで改めて強く感じました。