「読売ウイークリー」休刊へ…創刊65年で幕

http://www.zakzak.co.jp/gei/200810/g2008102926_all.html

発行部数は2000年には約40万部だったが、今年は約10万部に減少していた。

この急激な減少は、内容が面白いとか面白くないということよりも、携帯電話やインターネットの普及により「紙」情報を買ってまで見なくなった人がそれだけ増えたことによるものでしょうね。
昨日も、iphoneipod touch用の模範六法についてコメントしましたが、この種の情報機器に慣れてくると、かさばり重たい紙で持ち歩くとか、情報を探してあてどなく紙をめくる、といったことが次第にわずらわしくなってきます。また、何か情報を得たい時も、インターネットや携帯電話を使えば、得たい情報は、無料でかなり手に入り、わざわざお金まで出そうという気にはなれません。
紙には紙の良さがありますが、情報提供をデジタル化し確実に収益を得るビジネスモデル、というものが真剣に追求されないと、利用者はお金を出さず、その結果として流通する情報の質も次第に下がり、結局は利用者が良質の情報を得ることが困難になる、という悪循環に陥る恐れもかなりあるのではないかと危惧されます。