新司法試験、合格率33%に低迷 目安下回る2065人

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008091101000519.html

新司法試験は今年で3回目で、同課によると6261人が受験した。合格者は男性1501人(73%)、女性564人(27%)。平均年齢は29歳で、最年長は59歳、最年少は24歳。
合格者が多いのは(1)東大200人、合格率55%(2)中央大196人、同56%(3)慶応大165人、同57%(4)早稲田大130人、同38%(5)京大100人、同41%−の順で、最も合格率が高かったのは、78人が合格した一橋大の61%だった。

卒業生中の合格者数が多ければよいというものではありませんが、法曹は力だ、力は数だ(政治は力だ、力は金だ、をもじっていますが)という側面もあり、その意味では、4位に低迷している早稲田大学の力は、今後、徐々に低下して行く可能性があるでしょう。
今、このエントリーを、六本木ヒルズ森タワー内のアカデミーヒルズで書きながら、右手に東京タワーの夜景を見つつ、窓に映る自分の顔を時々見ると、髪には白いものが混じり、日々の記録読み、証人尋問等で疲弊して、くたびれた中年男に成り果てており、私自身のやり方がまずかったのかもしれませんが、早くに司法試験に合格しても、幸薄い法曹人生を歩む人もいる、ということは、合格者の方々も覚えておいたほうがよいでしょう。また、不合格になった人も、そういう幸薄い人生を歩まずに済んだ、ということかもしれないので、あまり落胆すべきではない、とも思います。