若者レジャー「貧困化」 遊びの種類減少、支出に格差も

http://www.asahi.com/national/update/0816/TKY200808160290.html

白書は、若者が携帯電話のメールやインターネットに時間を割き、「余暇スタイルに大きな変化が生じている」と分析。賃金の抑制によって可処分所得が増えず、親が子に様々な経験をさせていないことも、余暇の過ごし方の「貧困化」を招いた一因と指摘している。

余暇の時間や費やすお金については、派遣やパート労働の増加や団塊世代の退職などを背景に、「ゆとり」が増える人と減る人の二極化がみられ、「格差が広がってきている状況がうかがわれる」としている。

私が物心ついた後に「若者」であったのは、昭和50年代から平成の初めころまでですが、今のようにインターネット、携帯電話、メールが普及しているわけでもなく、ゲームといっても現在のものに比べればはるかに機能が少なく簡素なものしかなく、遊ぶといえば、集まって酒を飲んだり麻雀をしたり、どこかへ出かける、といったことになっていたように思います。特にインターネットの普及やそこにおける各種サービスの充実が、余暇の過ごし方に大きな変化を生んでいる、ということは明らかでしょう。
お金をかければ楽しい、というものでもありませんが、余暇やレジャーにお金をかけない傾向がさらに進めば、この分野におけるいろいろな業界への悪影響も軽視しがたいものになってくることは確実で、関係者としては気が気ではない、というところでしょう。