http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080816-00000088-mai-spo
規律委員会は、メダルを投げつけた行為を正当化する理由にはあたらないと判断。フェアプレーの尊重や、あらゆるデモンストレーション(示威行動)の禁止を定めた五輪憲章に違反するとして、失格とメダルはく奪の処分を上申。16日に開いたIOC理事会で承認した。
アブラハミアンは04年アテネ五輪では銀メダルだったが、この時も決勝の判定に不満を示していた。
元々、クレーマー体質のある選手なのかもしれませんが、表彰式での傍若無人な振る舞い(テレビで放映されていたそのシーンを見ましたが)は、オリンピックにふさわしくないだけでなく、関係者に対して非礼で、しかも、見ている不特定多数の人々を不快にさせるもので、この処分は当然と思います。
金メダル至上主義にとらわれている選手が多いようで、それはわからないではありませんが、非常に高いレベルの選手が真剣に争えば、わずかの差で銀、銅メダルになることもあり、金メダルではないからと言って不平不満をまきちらすような振る舞いは滑稽でもあり、また、自分自身をおとしめているとも言え、愚かとしか言いようがありません。
今さら、オリンピック精神を振りかざしても仕方がないと思いますが、スポーツ選手としての常識的な倫理観、矜持といったことはきちんとわきまえた上でのトップアスリートであるべきでしょう。