<小学校侵入>元教諭が無罪主張 東京地裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080814-00000031-mai-soci&kz=soci

「立ち入りが悪いこととの認識はなかった」と述べ、弁護側は「建造物侵入の故意はなかった」と無罪主張した。

被告は6月1日午後1時40分ごろ、世田谷区代沢の区立小学校の敷地内に許可なく侵入した。

被告は起訴事実の認否で「子供たちの可愛い姿を見たかったが、性的し好を満たす目的はなかった。写真を撮ることには悪いことをしている後ろめたさがあった。申し訳ないことをした」と述べた。

この被告人に対し、施設管理者が立ち入りの許可を与えていたということは一切ないはずで、問題は、この被告人の立入を禁じる管理者の意思がどこまで明確に表示されていたか、それを被告人が、「故意」と評価できるまで認識、認容していたか、ということになりそうです。
ただ、被告人自身、元小学校教諭であり、自分のような目的の者が立ち入りを許されないということは容易に知り得た、というのが常識的な見方とも言え、「故意がなかった」という主張にはかなりの苦しさを感じます。