実刑不可避と判断か タクシン氏「亡命」、保釈金は没収

http://www.asahi.com/international/update/0812/TKY200808110419.html

ポチャマン夫人は株取引にからむ脱税の罪で先月末、バンコクの刑事裁判所から禁固3年の判決を受けた後、保釈されていた。3件の刑事裁判を抱える元首相にとっても予想以上の厳しい判決だったとみられ、来日の際、朝日新聞記者らに、自身の裁判の行方も楽観できないことを認めていた。他に捜査中の案件もあり、亡命は、実刑判決を逃れることが困難と判断した結果とみられる。

タクシン元首相が、かつて「闇将軍」と言われ巨大派閥を率い政界に君臨した田中角栄元首相と重なって見えるのですが、田中元首相が、自分の息がかかった法務大臣を次々と送り込み陰に陽に各方面に対して圧力をかけ続けながら、遂に実刑判決を覆すには至らず、病を得て失意の中で亡くなったことが思い出されます。タイの政界はタクシン派によって支配されているはずですが、東南アジアの国にしては(と言っては失礼かもしれませんが)、タイの司法、裁判所の独立性は高いのかもしれません。
夏休みがとれなかったので、今年末から年始にかけては、タイあたりに行って息抜きしたいと考えていますが、今後のタイ情勢に注目する必要がありそうです。