「洋販」自己破産 ブックオフが青山ブックセンター支援

http://www.asahi.com/business/update/0731/TKY200807310217.html

民間信用調査会社の帝国データバンクによると、最近はネット販売など書籍販売形式の多様化の影響で業績が悪化。積極的な企業合併・買収(M&A)戦略や社内システムへの投資などに伴う有利子負債が収益を圧迫していたという。

私自身、洋書はごくたまにしか買いませんが、日本語の書籍は一般書、専門書ともそれなりに買います。その中で、アマゾンなどのネット通販で買う比率は、正確に記録したりしたことはありませんが、7割から8割くらいには達しているのではないかと思います。リアルの書店が苦境に立つのもわかります。
ただ、では、従来型の書店が不要かというと、そうではなく、書店という場の中に身を置き移動しながら書籍を手に取り、読むべきかどうか短時間に検討して行く、という作業は、知的能力の向上にもつながるように思われ、また、本好きにとっては楽しい時間でもあって、捨てがたいものがあります。また、街中にある中小の書店というものも、子供がそこへ行って書籍に接し本好きになったり、ちょっとしたものはそこで買えて便利だったりと、やはり、このままなくなってしまうのは困る、という気がします。
従来型の書店としても、単に漫然と書籍を並べて売っているだけではなく、ネット通販に対抗できるだけの魅力作り、生き残り策の構築、といったことを、さらに真剣に検討すべきではないかと思います。
私にとって、六本木にある青山ブックセンター六本木ヒルズ森タワーの中にもあります)は、お気に入りでよく利用していて、存続見込みと知って、ほっとしています。