金剛山射殺、北朝鮮「韓国が謝罪を」 調査も拒否

http://www.asahi.com/international/update/0712/TKY200807120230.html

北朝鮮側は現代峨山に対し、軍事警戒区域に入った女性に警告射撃を一度したが約1キロ逃げたため発砲した、などと説明している。だが韓国メディアは、説明通りなら、女性がホテルを出て銃撃されるまで約30分間に警戒区域までの距離などを含め約4.8キロも移動した計算になる点など、多くの疑問点を指摘する。

事件としての規模は異なりますが、1983年(昭和58年)に発生した、大韓航空機撃墜事件との類似性を感じますね。あの事件も、原因は不明ですが(計器への入力ミスによる航路逸脱など、複数の可能性が指摘されていました)、サハリン上空に侵入してしまった大韓航空機を、ソ連軍機が追尾し、撃墜して、多数の死者を出すという大惨事になってしまいました。相手が民間機、民間人であることが明瞭であっても、「侵入」といった判断に至ると、有無を言わさず発砲、撃墜を行うという、この種の国家体制における非人間性、非人道性といったことを強く感じさせるものがあります。