青色LED訴訟の升永弁護士、事務所解散 大手に移籍

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080628AT1D2705T27062008.html

企業法務分野の中小事務所の苦境を象徴する事例といえそうだ。

昨日、六本木ヒルズへ立ち寄ったところ、上記の「大手」事務所が、アカデミーヒルズ内で就職説明会でもやっているのか、案内板に晴れがましくも表示が出ていましたね。
企業法務はやっていないので(元は企業内弁護士なのに、と不審に思う人もいると思いますが)、記事にある出来事が「企業法務分野の中小事務所の苦境を象徴する事例」なのかどうかはよくわかりませんが、日本人の習性として、組織が大きいということ、そういった組織に所属していることを重視する傾向があり、組織が大きく、オフィスも一等地にあり、といった「見た目」というものは、顧客、依頼者獲得の上でかなり影響するのではないか、という気はします。
ただ、大きな組織というものは、大きな仕事ができ大きな利益も上げられる反面、組織の大きさに伴う様々な問題、弊害も起きてくるものであり、要は、どこにメリットを求めるか、ということになるように思います。
「寄らば大樹の陰」ということは、いつの世の中でも一つの正しい処世術ですが、すべてがバラ色で良いことばかり、というわけには行かない、というのも、また真実でしょう。
私の場合、一人でコツコツとやっているのが性に合っていて、必要があれば「協力者」を呼び集められるので、「大手に移籍」ということは今後ともありません。