下水道から皮膚片100点 江東区の女性行方不明事件

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000910-san-soci

調べでは、皮膚や脂肪は1センチから6センチ程度に細かく切断されたものだという。また捜索では新たに骨片約20個や、東城さんのものとみられる免許証の一部も見つかった。
これまでに発見された骨片は約50個。いずれも数センチ程度の大きさで、あばら骨や首の骨、指の骨とみられる。うち1個は東城さんと特定されている。

昔、広島で司法修習中に、広島県警が捜査した殺人事件の捜査を記録したビデオを見たことがありますが、ヘアピンのような小さなものを探すため、ゴミの廃棄場を、何人もの警察官が、文字通りゴミまみれになりながら探し回り、最後に見つけ出して、という内容で、驚嘆した記憶があります。こういった捜査をやらせたら、日本警察は世界有数のレベルにあり、もしかしたら世界一かもしれません。
この被疑者は、コンピュータプログラミングには秀でていたようですが、死体をバラバラにしてトイレに流したりすれば、上記のような形でその痕跡が残り、徹底した捜査が行われれば相当程度解明されてしまう、という、捜査の上ではごく初歩的なことが全然わかっていなかった、ということでしょう。もし、わかっていれば、殺害にまでは至らず被害者を救出できた可能性もあったのではないか、と残念な思いがします。
事件が起きたマンション居住者や周辺の住民にしてみると、そこかしこに被害者の骨片、皮膚片等が流されていたということになり、とても住み続けられない、と思って引っ越す人が続出しないか、と、その点も気になります。