暴力団組長、米で肝移植 「情報提供と引き換え」と米紙

http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY200805300263.html

後藤組長は当時、米入国を禁じられていたが、米連邦捜査局FBI)が情報提供と引き換えにビザ発給を手助けしたと伝えている。

ビザ発給は、米国内での日本の暴力団の活動実態についての情報を提供することと引き換えだったという。

真偽は不明ですが、アメリカは、古典的な名著

にある通り、「取引の社会」ですから、こういったことは十分あり得ることです。
今後、捜査における取調べの可視化が進めば、今まで、密室でカウンセリング的に、長時間、働きかけに働きかけを重ねて自白をとっていた手法が使えなくなり、それに替わるものとしては、免責と引き換えでの供述等、各種の取引に依存することに、必然的にならざるを得ないでしょう。そこでは、一見、悪と妥協したり、悪と取引する、といった、日本人の潔癖な性質とは相容れないものも出てくることになります。
その意味で、我々自身の発想、思考といったことを大胆に切り替えて行く必要がある、という側面も見逃すべきではないと思います。