首のテープは工事用 愛知・豊田の高1女子殺害

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008050690063030.html

はがした際にのりが付着するため、一般家庭での梱包(こんぽう)や物の固定には適さず、「用途が限られているため、専門業者が買う場合が多い」(豊田市のホームセンター店長)という。県警はメーカーを特定し流通ルートなどを調べる。

最近の、迷宮入りし時効になった重大事件を見ていると、

1 遺留品があり、遺留品から捜査すれば早期に犯人検挙は可能、と安易に判断する
2 遺留品からの捜査を展開するが、犯人に行き当たらず行き詰まる
3 そのうち、世間の関心が薄れ情報が集まらなくなり、他の事件も起きるなどして警察も手が回らなくなる
4 捜査員が次第に減り、警察が、「情報が集まらない」などと、犯人を検挙できない言い訳をするようになる
5 時効成立

というパターンが多いように思います。
本件では、報道によると、事件発生前から、同様の手口の不審事件が複数発生していた、ということであり、「物」からの捜査も必要ですが、「人」からの捜査というものも、事件の記憶が生々しい今であるからこそ、徹底して行われるべきでしょう。物についての報告書を沢山作っている暇があったら、現場に出て丹念に聞き込み等を行って、人の記憶の中にある重大な情報をうまく引き出し、犯人検挙に結び付けてほしいと思います。