「光市事件の死者は1.5人」 問題発言准教授を青学が処分へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000002-jct-soci

青山学院大学広報課によれば2008年4月28日現在でも「電話がひっきりなしで、かなりの数の抗議が来ている」という。

私も、ネット上で紹介されているブログの内容を見ましたが、ここまで書くか、と唖然とするような内容で、研究者、教育者としての資質、能力に根本的な疑問をもたれても仕方がない、という印象を、率直に言って受けました。言論は自由ですが、暴言をこれでもか、これでもかと書き散らせば、反発を受けるのも必然でしょう。責任をもった言論であれば、反発に対し真摯に対応することもでき、また、そうあるべきとも思いますが、問題のブログでは、そういった対応も見られなかったようであり、反発の連鎖、といった状態になったようです。
大学は、研究機関であると同時に、教育機関でもあって、私立大学であっても、税金を原資とする私学助成金が投じられてもいるわけですから、こういった人物が堂々と教鞭をとっている、ということになれば、所属大学の姿勢が問われ、抗議も受ける、というのは、当然のことと思います。もちろん、抗議等とはいえ節度をもって行われるべきですが、電話が殺到した程度で業務妨害などと警察に泣きを入れても、お気の毒ですね、と言われるのが関の山でしょう。
ブログを書くということは自分自身をさらけ出すことであり、さらけ出してしまうのは、取り繕うことが不可能な自分の真の姿、ということにもなります。その意味で、ブログの怖さ、一旦やってしまったことの取り返しのつかなさ、といったことを痛感させる出来事という印象も受けます。