自白狙う勾留、認めぬ方向 勾留却下率・保釈率高まる

http://www.asahi.com/national/update/0419/TKY200804190197.html

逮捕後、裁判官が身柄拘束の必要がないと判断した「勾留却下率」は、10年前の97年は0.26%だったが、07年は0.99%。78年以降で最高の水準に上がってきた。また、起訴から判決までの間に被告が保釈された割合を示す「保釈率」は07年は15.8%。学生運動が盛んで微罪での逮捕件数が多かった当時は5割を超えた年もあったが、年々下がり、03年の12.6%が最低。その後は上昇傾向だ。

確かに、上記のような「兆し」は何となく感じられないではありませんが、裁判所と検察庁スクラムを組み、この被疑者、被告人は外に出したくない、と判断すれば頑として出さない、という状態には依然として強固なものがあって、多少の数字の変化程度でとても楽観はできないと思います。
重大事件、特異事件を除き、起訴後は原則として保釈、保釈率は少なくとも60パーセントから70パーセント程度まで行かないと、「人質司法」の汚名は払拭できないでしょう。