「国民の理解得るよう努力」・裁判員制度で最高裁長官

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080415AT1G1404F15042008.html

鳩山邦夫法相は15日の閣議後記者会見で「国民に制度の趣旨や意義を理解してもらい、進んで参加していただけるようにすることが重要」と指摘。「裁判員の任務の具体的内容や、仕事や育児などの理由で辞退できることを説明すれば、不安はなくなると思う」と話した。

今朝、NHKのニュースを見ていたところ、裁判員制度実施で困惑する国民の姿が紹介されていて、お気の毒だな、と思うと同時に、江戸時代に人々を苦しめた「生類憐みの令」を思い出しました。
生類憐みの令も、元々は、生き物をいつくしむという、それ自体としては誰にも異論がない目的から発せられたものでしたが、その後、一人歩きして当時の人々を大きく苦しめたのは歴史の本にも書いてあるとおりです。裁判員法や裁判員制度にも、非常に似通った面があり、日本史上、生類憐みの令以来の「天下の悪法」として歴史に残ることになるかもしれません。